箱根 19日目 東京オリンピックまで 1918日
4/18日付 ある新聞の記事より
”4年連続 人口21万5000人減少 総人口1億2708万人”
前年と比較し人口が増えた地域は東京、埼玉、千葉、神奈川、愛知、沖縄、福岡
の7都県。そのうち埼玉、千葉、神奈川の3県を含む東京圏の総人口は
全体の28.3%を占める。ますます一極集中が加速する。
参考サイト
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/dl/07.pdf#search='日本+人口+推移'
今後この推移は続くでしょう。
政府が出してる上記のサイトや人口統計を調べてみても明らかです。
この事実が一体何を意味するのか。
その本質を理解している人はまだまだ少ないように思います。
政府は「地方創生」と掲げ東京一極集中を避け、
地方の人口減少に歯止めをかけたい考えのようですが、
現状は数字が示す通りです。
要するに、
地方には仕事がないんです。
仕事がない→仕事を求めて都市に移動→収入を得る→地方へ仕送り→地方の過疎化
このサイクルは人が生きていくうえである程度仕方がない部分もあると思います。
そしてもう一つ、
見逃せない事実がその年齢構成比です。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/dl/08.pdf#search='人口ピラミッド+推移'
人口減少に加え少子高齢化というダブルパンチ。
社会保障、年金、雇用など他にも問題は山積みです。
だからといって指をくわえて何もせずただ黙って成り行きに任せていいのでしょうか?
それとも国の政策が悪いと批判し続けますか?
わたしはどちらもしません。
なぜならこれはビッグチャンスだからです。
年齢がいけばいくほど、消費が伸びる市場というのもあります。
健康、医療、介護、旅行、スポーツ施設の利用、さらに宗教などがあります。
この中でわたしが最も注目しているのが”観光”です。
そして、
その主たる舞台はズバリ”地方”にあると考えています。
海外からのお客さんは人工的に作られた観光名所に行くよりも、
日本人の普段の生活によって自然に作られた”営み”に触れたがっています。
日本独自に育まれた文化、料理、伝統芸能を体験したがっています。
制度慣習が全く違う遠く離れた日本という国を深く理解したがっています。
地方にはまだまだ発見されていない宝の山がたくさんあります。
今一度皆でその山を掘り起こそうではありませんか!
何度も言います。
2020年の東京オリンピックは通過点です。
将来の一つの足掛かりでありそこがゴールではありません。
夏草や
兵どもが
夢の跡
にしてはいけないのです。
世界では21世紀はアジアの時代だと言われています。
アジア人としてアジアを引っ張るのは私たち日本人です。
誇り高い国を次世代にも引き継ぐのであれば、
いま”誇り高い人”であることを選択しなければならないのです。
これは選択です。理屈ではありません。
選択するとは覚悟することです。
わたしはその覚悟をしました。
ふぅ朝から少し熱くなりました。^_^;
オススメ本
神田昌典『2022――これから10年、活躍できる人の条件』|PHPビジネス新書
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追伸
先日江戸時代交通の要所として知られる東海道(現国道1号線)に設けられた
箱根関所跡地に行ってきました。
当時の国の成り立ちとして”日本”というよりは”藩”(今で言う県)が一つの国
として機能していたこともあり藩の出入りは厳しく取り締まられていました。
今で言う国境沿いにある税関といったところでしょうか。
無断で藩を出ることがいわゆる脱藩です。
これは当時では重罪だったようです。
今でこそ県境など大して気にしていませんが、
当時の日本では県を跨ぐということは命懸けだったのです。
まぁまず無いとは思いますが、
首都圏一極集中、地方の過疎化がこのままさらに加速して
問題が深刻化するようになれば
また当時のように人口流出を防ぐ目的で関所のようなものが
設けられることになるかも。。。
考え過ぎですかね。( ^ ^ )
なんてことを一人考えていました。