Gun to the head
「立ち入り禁止区域のおみやげやさんやホテルの従業員はほとんど解雇されたらしい、、、」
最初は「あぁ気の毒やな」「そりゃそうだよな、お客さん来られないし仕方ないわな」と他人事のように思っていたのですが、でも待てよ、今自分がいるところもいつ立ち入り禁止区域になってもおかいしくないわ!そうなったら、はい、解散!!今までごくろうさん!ってなことも十分可能性はあるわけ。そう、まさにその時ですね、「あっそういや俺0から稼ぐ力もってないわ・・・」そう強く感じたのは。
実は自分にとってこの”スキルの欠落”というものを感じたのは今回が初めてではないんです。愛知でサラリーマンしていたときも、フランスにいるときも、大阪にいるときも折に触れて考えていました。「まぁそれでもなんとかなるでしょ」「最悪誰かが手を差し伸べてくれる」などと極力考えないように、自分の都合の良いように物事を解釈する癖みたいなものがついていたように思います。
でも、今回は違う。いつ最悪の状態になってもおかしくない。あぁよかった、この地域は目に見えない力で守られてる。そんな簡単な話でもない。たまたま避難地域にならなかっただけ。その状況を例えるなら頭にピストルを向けられてるような状態。そんな外部の環境に自分の人生を握られているこの無力感は以前とは比べものにならないぐらい強烈でした。
ロマンとそろばん
「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」
かの有名な二宮尊徳の有名な言葉です。論語とそろばんとして世に知られてるみたいですが、わたしはこっちの方がゴロいいので好きです。この言葉の意味について改めて考えていたら、「あれ?二宮さんそれわたしに言ってる?」そんなことを感じました。笑
最初にロマンだけ一丁前に掲げて、それ以上に肝心な、どうやって???が完全に抜けてますよ。
君のロマンはたいそう立派なもんです。でもそれはただの寝言ですよ。
そんなことを指摘されているように感じました。。。
また、ある人からこんな助言をもらいました。
”君、テレビゲームのドラゴンクエスト知ってるやろ?MPだけレベルアップさせても呪文の使い方知ってなかったらどんなにMPあげても無駄やろ?それと同じで、メンタルやロマン(MP)だけレベルアップして「俺は明日から変わるんや〜」って言ったところでそれを使いこなすスキル(呪文)がないと何も変わらんやろ。だからまず先にスキルから鍛えるんやで”
そう言われたとき、頭では理解してたつもり。でもどこか他人事。人間は”ある出来事”を経験しないとその言葉の本当の意味を理解できないのかもしれないですね。
あなたにとってのメラゾーマ(最強呪文)とは、、、
それが簡単にわかったら苦労しないって!!そんな言葉が聞こえてきそうです。
わたしもそう思います。実際のところわたしは”何か”に向かってがんばる事よりも、その”何か”を見つけることの方が100倍難しいと思ってます。だってそうでしょ、その”何か”に向かって頑張ってるときは既に、自分はどんなことをしている時が一番嬉しくて、情熱が持てて、また他人様から感謝されて、、、などなど。自分の中にある数あるチェック項目の厳しい審査をくぐり抜けたことをしてるんですから、それがどんなに苦しく険しい道であったとしてもそんなこと気にしないぐらいもうそれに向かって一直線ですよ。その良い例がプロサッカー選手のキングカズや野球選手のイチローです。日曜深夜に放送されている情熱大陸に出演する人たちもそうです。
じゃあそれをわたし含め一般人は探さなくいいの?そんなことないでしょ!というか、探さなくてそれでいいの?ある著名な方はこう言っています。
”そうすることが幸運にもこの世に生を受けた自分にできる最高のかつ唯一の親孝行だ”
話が逸れました。
あなたにとってのメラゾーマをどうやって探すかという話。まさかドラクエの呪文からヒントを得るとは思いもしませんでした。そのヒントとは、、、
野村美徳