やっと観ることできました。
評判が良いのは知っていましたが、噂に違わぬ名作でした。
フランス人作家のヴィクトル・ユゴーの小説を原作としたミュージカルを映画化した作品です。
1800年代初期のフランスを取り巻く社会情勢や民衆の生活を描写されています。
民衆が、支配する王政に対して立ち上がるストーリー展開は圧巻でした。
これはフランスに限らずどこの国も、いつの時代も支配階級の暴政に苦しめられる民衆のために立ち上がるのは、その時代の若者たちなのかなと思いながら観ていました。
わたしは、日本史がとても好きです。
旅行などで歴史のある場所に行くと、それはそれはとても感動します。
フランスにいた頃によく歴史的な建造物や遺跡に行きましたが、やっぱり歴史背景を知っていないと楽しさや感動は半減してしまいすね。
いつか西洋史をしっかり学ぼうと思っていますが、ズルズル今になってしまいました。。。
また、時間見つけて少しづつ学んでみようかな。
歴史の醍醐味は何と言っても、当時の人々の人間模様を知れることです。
人間の生き様とでもいいましょうか。
なぜ、その事件が起きたのか。
なぜ、その建物をそこに建てたのか。
なぜ、その人物はその決断をしたのか。
etc.
わたしたちが今こうして生きてることを考えれば、
その辿ってきたルーツを知ることはとても大切なことだと思います。
過去といまを比較すると世の中の環境はずいぶん変わってしまいましたが、
わたしはいつの時代も人間の「思考」というものはそれほど大差はないと思っています。
そこから学ぶことはとても多いと思います。
そこで学んだことをいまの自分にどう活かすか。
それが一番大切なことだと思います。
映画の構成は全体的に素晴らしい内容です。
個人的には、あるシーンがとても印象に残っています。
※以下ネタバレになりますので、まだ観てない人は注意
市民に裏切られ政府軍に包囲された学生たちに絶望感が漂う中、
幼くも勇敢なGavrocheが「民衆の歌」を一人で歌う場面があります。
もう、あそこはヤバイですね。
涙が止まらなかったです。(^ ^)
この映画を観てから、
わたしの頭の中はGavrocheの「民衆の歌」が鳴り響いています。
まだ観てない人はぜひオススメです。
ちなみに、
数年前イギリスのテレビオーディション番組で、
一見冴えないおばさんが登場しました。
その人の名はスーザンボイル。
そこでレ・ミゼラブルの
”I Dreamed a Dream(夢やぶれて)”を歌いました。
I Dreamed a Dream/Susan Boyle 夢やぶれて レ・ミゼラブル/スーザンボイル - YouTube
その圧倒的な歌唱力と素敵な歌で完全に魅了されますよ。
ぜひこちらもご覧ください。
I AM Dreaming a Dream!
野村美徳