Dear NIPPON

横浜ではたらくマイクロ法人社長のつぶやき

何も心配いらない、わたしについてきなさい

お楽しみ様です。
野村美徳です。

 

社会的証明
「人がある状況で何を信じるべきか、どのように振る舞うべきかを決めるときに重視するのが、ほかの人々がそこで何を信じているか、どのように行動しているかである」

 

おいしい牛丼を食べてますか?

 

牛丼が食べたいな、と思ったとき、
目の前に吉野家松屋すき家の3つの牛丼屋があったとしたら、あなたはどの店を選びますか?


わたしは、迷わず「松屋」を選びますね。
なぜなら、わたしの大好きな「ビビン丼」があるからです。
これ、めちゃくちゃおいしいですよね。実は昨日のお昼にいただきました。

コレ↓

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そんな親愛なるビビン丼について今日はとことん書いてみようか、なんて思っているのですが、
ビビン丼に興味のない人は、全然つまらないと思うので、やめときます。。。

 

今日は、昨日の松屋で体験したわたしのちょっとしたエピソードを紹介します。

松屋に行ったことがある方ならたぶん知ってると思いますが、
料理を注文するために、まず食券を券売機で買って、それを店員に渡すシステムになっています。

 

券売機はたいていは店内にあります。
でも、これは東京だけなのかわからないですが、
昨日行った神田駅近くにある松屋は、店の外に券売機がありました。

ちょうどお昼ご飯時だったので、
券売機の前には4人ほど並んでいました。

 

わたしは、普段だったら人が並んでたりしたら、その後ろに並ぶことはまずしません。
ただ単に待つことが嫌いなのです。
しかし、昨日は完全に頭の中が「ビビン丼」モードになっていたので、しぶしぶその後ろに並びました。

 

案の定、
わたしの前に並んでいた人たちが機械の操作に慣れていないせいか、なかなか前に進みませんでした。

(早くしてくれよ!)

と心の中でつぶやきながら、少しイライラして待っていました。
時間にして3、4分ほどでしょうか。
(たったの3、4分が待てないわたしは典型的なせっかちジャパニーズですね・・・)

 

やっとのことで、食券を買って店内の席を探しながらウロウロしていたら、
信じられない光景が目に飛び込んできました。

なんと、
券売機が店内にももう一台ありました。

 

わが目を疑いましたね。
お笑いのコントとかでよくある二度見です、二度見。

「中にもあるんか〜い!!」
と、心の中でツッコミいれてましたよ。

 

その時思いました。
(完全に社会的証明の餌食だわ、おれ・・・)

 

みんなが並んでるから、わたしも並ぼう。
みんなが並んでるから、店の外でしか食券は買えないのだろう。
みんなと一緒に並ばないと、ビビン丼にはありつけないのだろう。

 

いわゆる、「条件付け」というやつです。
冒頭で紹介した社会的証明の定義とは、少し違いますが、
根本は同じです。

 

みんなやってるから。
あの人が良いと言っているのだから。
わたしよりみんなの方がよく知っているのだから。

 

別名「レッテル貼り」や「メンタルブロック」などとも言ったりします。
勝手に自分でレッテルを貼りつける。
勝手に自分でメンタルブロックをしてしまう。

 

ある商品を販売するときに、なるべくたくさん「お客様の声」を入れたほうが良い。
と言われるゆえんは、
この「社会的証明」という心理学的要素と深く関係があります。

 

とは言ってもね、
毎回そうしたことにいちいち疑いの目を向けてたら、頭がどうかなっちゃいますよ。
ただ、
こうした心理が人間には大きく影響を及ぼしているんだ、ということを知っているだけでも、
日常の生活をより快適に生きられるのかな、と思います。
あなたもこんな経験がないか、一度振り返ってみるとおもしろいですよ。

 

PS
ビビン丼を食べた終わったあと、店の外に出るとやっぱり券売機の前には3、4人ほど並んでいました。笑
それを見かねたわたしは、「中にも券売機ありますよ」と声を掛けずにはいられませんでした。

「果たしておまえは店内の券売機までたどり着くことができるか?」
と、松屋に試されたように感じました。笑
くやしぃ〜