Dear NIPPON

横浜ではたらくマイクロ法人社長のつぶやき

忠臣蔵から学ぶ人間心理②

歴史から人間心理を大いに学ぶ同士へ

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忠臣蔵の謎その1。

そもそも、なぜ刃傷事件が起きたのか。について。

 

忠臣蔵といえば、刃傷事件後の赤穂浪士の討ち入りがメインに語られている。

でも、なぜ浪士の主君である赤穂藩主の浅野内匠頭吉良上野介を斬ったのか、その理由について深く語られることはあまりない。

 

この刃傷事件の背後にある人間心理の駆け引きから学べることは大いにあるよ。

 

事件当日の背景について知らない人のために、簡単なあらましを解説するね。

 

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刃傷事件が起こった場所は、江戸城の松の廊下という長い廊下で起こった。

その日は、勅使(天皇の使者)が江戸城内に入って、将軍と面談する重要な式典が行われる日だった。


浅野は勅使を直接接待するお役目。そして、接待役の総責任者が吉良。

今で言えば、上司と部下という関係だね。


そんな大事な儀式をぶち壊してでも浅野は本来の業務を捨てて刀を抜き、上司である吉良を斬った。

絶対に刃傷事件なんてあってはいけない神聖な場所で、あってはいけない事件が起こったということ。

 

普通に考えれば、斬りかかった浅野が加害者で、吉良はただの被害者のはず。

それが、忠臣蔵のストーリーでは逆転してしまって、吉良が大悪人になってしまっている。

 

ちなみに、吉良上野介の地元はなんと愛知県吉良町らしく、今も上野介を名君として称えているらしい。

上野介の功績として、洪水に苦しむ領民を救ったと言われているみたいよ。

(※吉良町は今は無くなって、2011年に隣の西尾市と合併した)

 

まさか、自分の生まれ故郷の近所である吉良町出身だったとは!
個人的に吉良町には一度温泉に行ったことがあるけど、海の幸が美味しいところだったのはよく覚えてるね^^


一方、悲劇のヒーローとして語られる浅野の性格は、少しでもバカにされたらすぐカッとなる、気性の荒い人だったという話もある。


まぁとはいえ、

実は、浅野の性格は部下が手を焼くほどの癇癪持ちだったとか、実は、吉良は名君だったらしいとか、そんなこと今となっては真相はわからない。

唯一はっきりしていることは、浅野は吉良を不意打ちで斬りつけたという事実のみ。

 

ただ、一つだけ推測できることがあるとしたら、事件当日だけ浅野は吉良から何かしら嫌がらせをされたのではなく、その前から何度もチクチクと吉良から攻撃を受けていたのだろうということ。

その当時で言えば、ものすごく大事な儀式の日に一度だけ嫌がらせを受けたからといって事件を起こしたとはどうしても考えにくいよね。

その前からチクチクと吉良から個人攻撃をされたり、浅野にとって気に食わないことをされていたと思うのが妥当な線だろう。


それが積もり積もって爆発したのがこの刃傷事件だったのではないか。


そしてある説では、浅野家と吉良家は江戸での塩の商売利権で揉めていたという話もある。

 

浅野が治める赤穂といえば、塩が有名だよね。

その名産品である塩は、赤穂の経済基盤の大部分を占めるもの。それが江戸で販売できないとなれば、地元赤穂は死活問題となる。

 

一方、吉良の故郷である愛知県の吉良町も塩づくりで有名な場所。

つまり、どちらも目の上のたんこぶだったということ。

お互いの利権がぶつかり合って、お互いの事をよく思っていなかっと考えるのが普通だよね。


ただ、当時位が高かったのは吉良の方。

その吉良が浅野に袖の下を要求したという噂もあるとか、ないとか。

どちらもお互いのメンツを保つために、裏では人知れず利権争いを繰り返していた可能性は大いにありそうだよね。


とまぁこんな経緯なんだけど、、、

ちなみに、これと似たような話って今でもよく聞くでしょ?


どこの国とかあえて言わないけど、ほら、やれ利権がどうだとか、メンツがどうとか。

今度オリンピックが開催される国の話とか、言わないけどさw

 

利権、賄賂、メンツ、体裁、侮辱、復讐、、、etc.

 

で、今日俺が何が言いたいかっていうと、

昔も今も、こうした人間心理は大して変わんないってことだわ。。^^;


ある特定の縄張りで商売をしたかったら、それなりの見返りを要求してくるのが世の常というもの。

己の利権が危うくなったら、それを是が非でも死守したいと思うのが動物としての防衛本能というもの。

身分や立場は違えど、嫌がらせを受ければ、人間誰しも復讐に燃えるのが人の心情というもの。


この忠臣蔵の刃傷事件に限らず、ほぼ全ての事件はこうした人の感情から引き起こされる問題だということ。

 

あらためて人は感情の生き物だということを思い起こして、こうした歴史的大事件の背後にある人間模様や人間心理を教訓に、普段の自分の立ち居振る舞い、言動、行動を省みていこうではないか!


「歴史は洗脳教材ではなく、人間模様から学ぶ生きた教科書である」
byのむらよしのり

 

次回につづく・・

 

 


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