国大を愛してやまない同士へ
昨日、近所の横浜国立大学の学園祭に行ってきたよ。
ちなみに普段、僕は大学の図書館を仕事場として使わせてもらってる。
夜の10時近くまで開いてるから仕事場として最適なんだよね。
しかも、一般市民も無料で使えて集中できるとあれば、使わない手はないよw
そんないつもお世話になってる国大の学園祭に、セールストレーニングも兼ねて初めて参加してきた。
昨日行ったのがちょうどお昼時だったこともあって、たくさんの学生たちが部活やサークルごとにお店を出店していてとても賑わってたね。
フランクフルト。
タピオカジュース。
焼き鳥。
チョコバナナ。
ワッフル。
カレー。
焼きそば。
たこ焼き。
など、、、
いろんなお店がところ狭しと並んでたよ。
でも、そんな中でもやっぱりわかれるんだよね、人気のある店とそうじゃない店が。
同じ「焼きそば」のお店なのに、お客さんが入ってるお店と閑古鳥が鳴いてるお店。
同じ「タピオカジュース」を扱ってるお店なのに、お客さんが並んでるお店とガラガラのお店。
違いがおもしろいくらい、はっきりとわかれてた。
どうしてこんなにも差が出るのか?
理由はすぐにわかった。
人気のないお店に共通していたのは、
「売り込みが激しい」
もしくは、
「まったくやる気がない」のどちらか。
まぁ、まったくやる気がないのは、論外だわね。
スマホを片手にゲームに夢中。
テントの中で仲間とペチャクチャおしゃべり。
接客する気ゼロ。
そりゃ、お客さんが来ないのは当たり前だて。。苦笑
ただ、やる気はあっても裏目に出てしまっていたのが「売り込みが激しい」パターンだね。
まるで繁華街の居酒屋の呼び込みみたいな感じで、
「お兄さん!焼き鳥どうすか?安いよ!」
「1杯300円!タピオカいかがっすかー?」
「おいしい焼きそば売ってまーす!」
絵に描いたように、ほとんどみんな同じかけ声w
内心、めんどくさいな。。。と思いながら、いつしか減っていたお腹も満腹気味に…
こうも激しい売り込みが続くと、いい加減ウンザリしちゃうよね。。。
ところが、その中でも1店舗だけめちゃくちゃ繁盛してるお店があったんだよね。
そのお店が、、、
ワンダーフォーゲル部のシチュー屋さん。
違いは明白。
このお店だけ他のお店のような売り込みは一切なし。
お店の学生さんもみんなニコニコ接客していて気持ちがいい。
人気店なのもうなずけるわ。
で、結局、このお店でランチを食べることにしたね。
でも、実はこのお店が人気店だったのは、接客の良さだけではないんだよね。
お店のコンセプトが抜群に素晴らしかったのよ。
こんな感じ。
創部32年。
ワンダーフォーゲル部伝統の味。
山頂の絶景を見ながら食べる山シチュー
どう?なんかうまそうじゃね?w
そんな看板をデカデカとお店の前に掲げて、その周りに山頂やテントの中で部員たちが美味しそうにシチューを食べてる写真を展示。
さぁ目を閉じて想像してごらん!
空気が澄んでる山頂にひろがる満点の星空の下で熱々のシチューをほお張る姿を。
そう言わんばかりに、
あちき、まるで自分も山頂でシチューを食べてるかのように一気に引き込まれてたからねw
もうね、素晴らしいの一言!
彼らは「シチュー」を売っていたのではなく、「ストーリー」を売っていた。
つまり、彼らは「セールス」だけでなく、「マーケティング」もしっかりやっていたんだね。
「優れたマーケティングはセールスを不要にする」
そう言ったのは、かの有名なピーター・ドラッガー。
ちなみに、あなたは「マーケティング」と「セールス」の違い。
これ、わかる?
マーケティングとセールスは別物だよ。
簡単に言えば、
マーケティング=売りやすい環境を作る活動。
セールス=実際に売る活動。
ポイントはここ。
売りやすい環境になっていないのに、売ろうとしてはいけない。
「安いよ!安いよ!」「買って!買って!」と、僕にしつこく呼び込みをしていた学生たちみたいに「押し売り」になってしまう。
でもね、いざ自分が売る側になるとついつい忘れてしまうんだよね、この大事なことを…汗
大事なことだから、もう一度繰り返しとくわ。
セールスするタイミングは、売りやすい環境を作ってから売る。
まさか、学生から商売のイロハを学ぶとはね、、、苦笑
どんなところでも、誰からでも学べるってことだね。
ワンダーフォーゲル部の学生たちに負けず、僕たちもしっかり「売る環境づくり」は抜かりなくやっていこまい。
いやーそれにしても、山シチュー、野菜たっぷりで美味しかったなー
PS.
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