Dear NIPPON

横浜ではたらくマイクロ法人社長のつぶやき

あるラーメン屋の閉店から学ぶたった一つの教訓とは?

横浜家系ラーメン好きな同士へ

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ちくしょーなんて日だ!

 

近所のお気に入りのラーメン屋が閉店してるじゃねーか!!


ここ横浜でもかなり評判のいい、でらうまいラーメン屋。

正直、かなりショックがデカい。。泣


寒い冬でも昼時はいつも長蛇の行列。

店内は熱気に溢れていた。


どうやら近所の人に話を聞く限り、ラーメン屋が閉店した原因は、単純にお客さんの来店数が激減したからとのこと。


飲食店が潰れる原因の約9割が集客減少からの売上減少。


このラーメン屋もこればかりはどうしても抗えきれなかった。


一気にお客が激減した経緯をざっくり話すとこんな感じ。

 

///

店はいつも混んでいるし、
建物も古くさくて冴えない。


そこで、ラーメン屋の店主は考えた。


だったらいっその事、
席数を増やせばもっと儲かるかも…


1ヶ月間、店を閉じて
大々的なリニューアルを実施することに。


平家を2階建にして席数を増席。
店内はモダンなインテリア。
BGMにはおしゃれなJAZZを流すようにした。


そして、満を辞して
リニューアルオープン。


ラーメンは相変わらずとても美味しかった。


ところが数ヶ月後・・・


ラーメン屋は閑古鳥が鳴く店に成り下がってしまった。


「なぜだ・・」きっと店主は、こう思ったことだろう。


それからしばらく経って、お店を閉めることに。


ラーメンは変わらずおいしかったにも関わらず・・・

///

 

ざっとこんな感じ。


それにしても、なんでこんな悲劇が生まれたのか?


これはあくまで俺の推測だけど、、、

売り手が思ってる「価値」と、お客さんが感じてる「価値」が完全にズレてしまったことが大きな原因だと思う。


お店は、これまで繁盛させてくれていた「決定的な価値」を失ってしまった。


店主は、「ラーメン」こそが価値だと思っていた。


でも、お客さんは違った。


期待に胸を膨らませて行列で待つ時間。

古い狭い店内で慌てて駆け込むラーメン。

ここでしか感じることができないレトロな雰囲気。


お客さんはそこに「価値」を見出していた。


誰も余分な席数も、おしゃれなインテリアも、気持ちの良い音楽も望んでいなかった。


これが売り手が思っている価値と、お客さんが感じている価値のズレ。


このラーメン屋に限らず、これは僕たち個人起業家にも当てはまることだよね。

 

こちらが提供していると思ってる「価値」

お客さんが実際に感じてる「価値」

 

時に、そこには大きな溝が生じることがある。


「このサービス、絶対お客さんは気に入ってくれるはずだ!」


でも幸か不幸か、提供者の「良かれ」が消費者の「ありがた迷惑」になってしまった・・・


そんな悲しいすれ違いが、意図せず起こってしまうことなんてザラにある。


ラーメン屋の価値は、「ラーメン」だけじゃない。

美容院の価値は、「カットスキル」だけじゃない。

セールスマンの価値は、「売る事」だけじゃない。


商品の価値。

サービスの価値。

お客さんにとっての価値。

そして、あなた自身の価値とは・・・

 

「価値の棚卸し」は折に触れてやっていこまい。


いやーそれにしても、、、

大好きな横浜家系ラーメンだったから大ショックだわー。。。゚(゚´Д`゚)゚。

 

 

ps.

「じゃあ具体的に何を、どうやってお客さんにとっての価値を調べるの?」と思ったあなたへ。

こちらに詳細をまとめたから、ぜひ参考にしてね👍

顧客の欲求に120%応えるためのリサーチ方法【準備編】