Dear NIPPON

横浜ではたらくマイクロ法人社長のつぶやき

雇われ感覚を持つ〇〇と個人事業主としての感覚を持つ〇〇

From:のむらよしのり

横浜で海の通関士になって1年。

ここ最近「仕事ってやっぱこうだよなー」と、個人的に感じる気づきみたいなことをダラダラ書いてる。

で、今日はその3回目。

個人事業主」としての感覚を持って仕事をすることの重要性について。

正直「通関士」なんて仕事、めちゃくちゃニッチだし、10人中9人に聴いたら「は?なにその職業?」と言われるのがオチだ。

でも、世の中には絶対必要な仕事なんだよね。かつ、一応国家資格だ。まどろっこしい国内の法律を片手にお堅い税関を相手にしたり、海外の国々の自己満と各々の要求が色濃く反映された国際的な条約も絡んでくるから、それなりの高い専門性や知識・スキルが必要になってくる。

いわゆる、経験がものを言う職業の一つだということ。要は、職人に近い仕事だね。

そんな特殊な仕事を行う「職人」は、さらに2種類に分かれる。

雇われ感覚を持つ通関士個人事業主としての感覚を持つ通関士

今日話したいのは、どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、どっちの通関士が国際物流業界という市場で”より高く売れるか”という話。

ちなみに通関士は、弁護士や行政書士みたいに独立開業することはできないけど、個人事業主として働くことはできるよ。

で、個人事業主としての感覚を持つ俺みたいな通関士はこう思うわけ。

一番高く買ってくれる企業に「通関士のむらよしのり」を売るためにはどうすればいいか?って。

つまり、自分で自分のことを「一商品」として捉えてるということね。

感覚としたら、通関士という国家資格を持っていて、航空の輸出入の通関経験が5年あって、海上の輸出入の通関経験が1年ある。そんな知識とスキルを持った人間(商品)がここにいるけど、おたくの会社いらない?着任初日から即戦力だよ。通常なら時給3000円だけど、今なら会社設立3周年記念で2500円でいいよ。みたいに交渉するわけ。

簡単に言えば、個人が職を求めるという感覚じゃなくて、商品を販売するという感覚に近い。

そう思えば、どこの会社に勤めるかとか、世間に名前の通った企業に就職するとか、ほんとクソどうでもいいよね。自分という商品を一番高く評価してくれて、「欲しい!」と手を挙げてくれるところに売るだけなんだから。

なんとなく、プロのサッカー選手や野球選手に近いイメージだね。

そのために普段からスキルアップと知識を蓄えることを怠らない。率先していろんな経験を積む。そういう意識を持っていれば、血眼になって目先のベースアップに奔走する労働組合とか、汎用性のきかない社内政治なんかに時間を奪われないで、純粋にスキルアップにフォーカスして、自分という商品価値を高めることができるよね。

これが本当の意味での”就職”だと俺は思う。ほとんどの人間がしていることは”就社”だよ。

あ、ちなみに俺ね。

今、一企業の通関課の通関士として、働いとらんでね。

合同会社ディアニッポンの通関士として、今の企業と業務委託契約を結んでる。ちなみに、合同会社ディアニッポンは俺の会社ね。

イメージとしたら、自分の会社から通関士を1名派遣しているという感覚に近いね。その派遣している1名というのが、ただ俺なだけ。

この働き方がどんなメリットがあるか、この感覚がわかってくれる人がいてくれると嬉しいんだけどな・・・

まぁいいや、今日言いたいのは要するにこれ。

雇われ感覚を持つ〇〇ではなく、個人事業主としての感覚を持つ〇〇になろう。

いっぺん「〇〇」に、あなたの今の職業に当てはめてみやーね。きっと目の前の視界が広がるはずだで。


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