Dear NIPPON

横浜ではたらくマイクロ法人社長のつぶやき

なぜ、選択肢がない自分を恥じようとしないのか?

From:のむらよしのり 横浜・馬車道通関士オフィスより、、、

たしか30歳を過ぎたあたりだったか。

長い間「E」に属するヤツを観察していて、ある共通項を発見した。

その共通項とはなにか。

それは、どいつもこいつも「他責思考」であるということ。業種業界関係なく、これに例外はない。

やれ会社が悪い。やれ上司が悪い。やれ給料が少ないのは不景気だから。あくまでも「自分は被害者であって、責任は〇〇にある」という思考の癖がガチガチに出来あがってしまっている。

この際だから濁さずはっきり言っておこう。

責任はすべてお前にある。極端な話、雨が降るのもお前のせい。ポストが赤いのもお前のせいだ。人生すべて自己責任だということ。

ブラック企業は悪い。ブラック企業が人を死に追い込む。ブラック企業を撲滅せよ。うんぬん言う前に、それ以外の選択肢がない自分を、なぜ恥じようとしないのかいつも不思議に思う。

だってそうだろ?

選択肢があれば、誰も「奴隷」になんてなろうと思わないんだから。

これまでの過去の自分の行いが今の結果に繋がっている、という小学生でも知っているような事実を棚に上げて、保障を増やせ!給料を上げろ!残業減らせ!などと己の正義ばかり振りかざし過ぎるのも、それはそれでちょっと虫が良すぎるわな。

労働とは、誰かの「ありがとう」を頂く活動である。その「ありがとう」を生み出すために、で、おたくはこれまで何を努力してきたの?とは誰も指摘しない。

「労働者=弱い立場=法律で守られる人たち」という方程式がガチガチに出来上がってるからね。

いまだに世間では「E」に属する人たちに対して同情する声は多い。でも、俺は一切同情しない。なぜなら、この世に「被害者」など一人もいなく、いるのは自ら自分の意志で選択した「志願者」のみだと知っているからだ。

日本酒の製造工程で酒粕という副産物が自然に作られるように、「正社員」を特権階級とする日本的な雇用制度を守り続けようとすればするほど、ブラック企業という副産物が生まれるのもまた必然つーことだ。

ちなみに、あなたはどう思う?

 

ps.
あなたの「ありがとう」の聞きたくて、一生懸命本を書いたよ。通関士に興味がある人はぜひ手に取って読んでみてね。

↓ ↓ ↓

amzn.to