読者の皆様へ
”25年前の美しい春の夕暮れ時、二人の若者が同じ大学を卒業しました。
彼らはとてもよく似ていました。二人とも平均的な学生より成績がよく、品格もあり、将来に向け情熱的な夢に満ちていました。
最近、この二人は25回目の同窓会で大学にやってきました。
彼らは相変わらずとてもよく似ていました。二人とも幸せな結婚をしていました。
また、二人とも子供が3人いました。さらにわかったことですが、二人とも卒業後は同じ東京にあるメーカーに勤めて今もそこで働いています。
しかし、違いもありました。
一人はその会社の小さな部署の管理職でした。
しかし、
もう一人は社長でした。
何がその違いを生じさせたのでしょうか?”
最近あるメンタルコーチの方がこんなことを言っていました。
”決断”する力は、”筋力”と同じである。
わたしもこの考えに同意します。
ちなみに、この”決断”という行為の前に、”選択”という行為があります。
やるかやらないか・・・
行くか行かないか・・・
読むか読まないか・・・
食べるか食べないか・・・
etc.
あらためて、
わたしたちの普段の生活を振り返ってみると、これらの連続だということに気づきます。
とは言っても、
これらの大半の選択は無意識のうちに決断されています。
例えば、
今日仕事に行くべきか行かないべきか・・・
朝起きるべきか起きないべきか・・・
歯を磨くべきか磨かないべきか・・・
etc.
なので、
ここでいう決断とは、意識的に何かをやるかやらないかを決めることです。
例えば、
会社を辞めて独立するかしないか・・・
高額商品(車やマイホームなど)を購入するかしないか・・・
この人と結婚するかしないか・・・
海外留学をするかしないか・・・
師弟関係を結ぶか結ばないか・・・
etc.
意識的に決断することは人生において重大な出来事に関連しています。
決断とは、読んで字の如く「決めて断つ」と書きます。
後ずさりせず、立ち向かうしかない状況を指します。
このような決断をどれだけ「自分の意志」でしてきたか。
この数が多ければ多いほど、決断は楽にできるようになっていきます。
ポイントは「自分の意志でする」ということです。
ここで言う、楽に決断ができるようになるとは、
直観力が磨かれ、決断の精度が上がるということです。
さらに決断するスピードも上がります。
逆に言えば、
この決断という意思決定をしていないと、
いわゆる”大事”な時に”決断する”という力を発揮できないのです。
これはわたしも心当たりがあるので、
おそらくこの教えは正しいと思います。
わたくし事の経験でたいへん恐縮ですが、
この原理原則は間違いないです。
さて、
あなたはこの考えについてどう思いますか?
ところで、
この記事の冒頭で大学の二人のクラスメートについて書きましたね。
彼らはともに大学を出て、ともに働き始めたのです。
なぜ彼らのビジネスにおける人生は違ってしまったのでしょうか?
決断です。”大事”な時に下せる決断力です。そして、それを普段から養っていたかどうかです。
PS
明日は、この決断にまつわるわたしのエピソードをご紹介します。
お楽しみに。
あと、
ぜひコメントもお待ちしてます(^ ^)
野村美徳