危機管理に敏感な同士へ
今となっては、いつ、どこで知ったのか覚えていない。
アメリカの大学バスケットボール史上もっとも偉大なコーチと呼び声高い、
ジョン・ウッデンの危機管理という有名な逸話がある。
彼は毎年その年の最初の練習の前に、全選手を歓迎したあとで必ずある儀式を行う。
それは、選手全員スニーカーと靴下を脱がせて裸足にさせ、その後、まるで3歳児に向かって諭すかのように、靴下の履き方と靴ひもの結び方を教えるのだ。
すると、たまりかねた選手は必ずこう尋ねる。
「コーチ、なぜ今さらこんな当たり前のことをやるのですか?」と。
この質問に対するウッデンコーチの答えが実に深いのだ。
以下、コーチの言葉を引用。
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靴下に一つでもシワがあれば、
足にマメができやすくなる。
マメができれば、
練習を休む可能性が高くなる。
このチームでは練習を1回休んだら
次の試合には出場させない。
もっとひどい状況は、
もしスニーカーのひもをきちんと結ばなかったら、
試合中に靴ひもがほどけるかもしれない。
ほどけたら転んで、
ボールを相手チームに取られて
試合に負けるかもしれない。
このリーグでは、
たった1試合で州大会に出場できるか、
敗退するかが決まる。
君がスニーカーのひもの結び方を知らないで
州大会に出られないなんて、私はごめんだ。
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どう、このリスク管理に対する徹底っぷりw
すごいよね^^
晩年、記者から「大学バスケにおける成功の要因はなんですか?」というインタビューに対して、ウッデンコーチはこう答えている。
私の成功のほとんどは、バスケットボールというスポーツの基本をマスターしている、チームの選手のおかげである。
リスクに対する準備。
基本に対する姿勢。
偉大な功績を残している人を見ると、なにか特別なことをやっているんじゃないかと思いがちになるよね。
でも、実際はそんなこと全然なかったりする。
これから起こるかもしれない危機に対してしっかり準備をしておく。
基礎トレーニングを粛々と続ける。
それは、スポーツの世界に限らず、ビジネスの世界でも同じこと。
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■ビジネスにおける最大のリスクとは?
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どんなに小さなビジネスであったとしても、僕たちは「経営者」の一人。
経営者である以上「まさか!」のリスクには必ず備えておかなくてはいけない。
なぜなら、ビジネスにおいて「まさか!」は突然訪れるからだ。
先日急逝した、ダン・ケネディはこう言っている。
ビジネスにおいて、”1”は最悪の数字である。
1台しかないパソコンが壊れたら・・・
収入の柱が1つしかないから・・・
信頼していたビジネスパートナーに資金全額横領されたら・・・
こんなことがビジネスの世界では日常茶飯事に起こるわけだ。
ちなみに、最後の3つ目は、俺が実際にあった話。泣
こうした外的なリスクとは別に、特に、僕たち個人起業家にとっての「最大のリスク」というものがある。
その「最大のリスク」とは何だろう?
ちょっと考えてみてね。
それは、、、
・・・・
・・・・
・・・・
あ・な・た!
ビジネスにおいて「最大のリスク」は、常に経営者である、あなた自身。
ちょっとしたことで「やる気が出ない」とか。
「心が折れた」とか「もう無理」とか。
感情の浮き沈みだけで平気でビジネスを放り出しちゃう。
やると決めたことをすぐに諦めちゃう。
そもそも、俺から言わせれば、
「やる気」とか「モチベーション」とか、そんな不確かなものに生活のかかるビジネスやマーケティングを預けてること自体、狂ってるとしか思えない。
もし、ウッデンコーチがまだ生きてたら、
「誰も、あなたに”やれ!”なんて強制はしない。ましてや、期待もしていない。やりたくないなら辞めればいい。以上。」
そう言われるのがオチだよ、まったく。苦笑
「やる気」があろうがなかろうが、やらなくてはいけないことは、死んでもやる。
今日は飲み会だったしまぁいっか・・・じゃなくて、酔っ払ってフラフラになりながらもやる。
子供が熱を出して看病しないといけないから今日はやめとこ・・・じゃなくて、子供が寝ている間にやる。
だれかれ言われることなしに、男は黙って走る。
これが、あなたが選んだ(もしくは、選ぼうとしている)起業という世界の最低限の掟であり、マイルールだよ。
あ、ちなみに誤解しないでね。
「やる気が出ない」
「心が折れる」
「諦める」
けっして、こうした感情を否定してるわけじゃないから。
俺も人の子。
やる気が出ない時だってもちろんあるよ。
てか、いつも「元気ハツラツ、オロナミンC!」とか、毎日やってるヤツがいたら、逆に気持ち悪いだろ!w
そんな人いたら、ぜひお目にかかりたいわ^^
ここで俺が言いたいのは、「やる気」とか「モチベーション」みたいな浮き沈みのあるものと、ビジネス活動を結びつけるなよ!って話。
ビジネスだけじゃなく「やる!」と自分で決めた、あらゆることにおいてだね。
ちなみに、あなたは大丈夫?
ビジネスにおける「最大のリスク」は常に経営者であるあなたである。
これ、肝に銘じておこうよ。
最後に、、、
当たり前のことを当たり前にやるのが、一番難しい。
さぁ気を取り直して、やるべきことをやろまい!
ps.
対象者:「ガッツ」と「根性」のある人
僕も村岡先生に2年前に大変お世話になりました。
元体育教師→通販の鬼。
正直、甘くない。でも、だからこそ、やる価値がある。
挑戦者、他にいない?
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