Dear NIPPON

横浜ではたらくマイクロ法人社長のつぶやき

色眼鏡をはずせ!

Chers mes amis

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個人的にスポーツを題材にした映画が好きだ。

 

ミリオンダラー・ベイビー」「オールド・ルーキー」「ロッキー」「シービスケット」のような、
いわゆる陽の当たらない三流から一躍スターダムに駆け上がるものから、

 

タイタンズを忘れない」「42〜世界を変えた男〜」「クール・ランニング」「コーチ・カーター」「インビクタス/負けざる者たち」といった、周囲の逆境や偏見に屈することなくひたすら勝利を目指すもの。

 

日本映画であれば、「ウォーターボーイズ」「ピンポン」「ROOKIES」といった、高校生の青春ストーリーものまで幅広い。


こうしたスポーツ映画の核となるキーワードは、
「感動」「青春」「夢」「不屈」「仲間」「努力」といったものになるのだろう。


落ち込んだ時、感動したい時、仲間の素晴らしさを感じたい時、不屈の精神を取り戻したい時、
その時々の自分の心の状態によって観る映画を選ぶ人は多いと思う。


こうしたスポーツ映画は、日常生活で疲弊した心や殺気立った精神を癒すのにもってこいの作品が多い。
美しい涙を流せるような感情に訴えかける映画が観たい時は、俺なら迷わずスポーツ映画を選ぶね^^


ちなみに、あなたはスポーツ映画ならどの作品が好き?


ただ、そんなスポーツ映画の中でもちょっと他とは毛色の違う映画がある。
その映画を一言で言うならば、「論理的かつ合理的」。


ぶっちゃけ、観終わった後、特にこれといって心に残るシーンというものがあるわけではない。。。苦笑
心に抱えるモヤモヤが晴れるというわけでもない。。。
マジ最高、この映画!めちゃくちゃ感動した!という高揚感も特にない。。。(ー ー;)


はっきり言って、退屈な映画の要素をふんだんに持っている。

だけど、俺はこの映画がめちゃくちゃ大好き^^

 

「常識を疑い、発想の転換をし、それを打破する方法を見つけ出す」

 

この一点でこの映画を観れば、
この世に生きる上で、これほど為になることをシンプルに、しかもわかりやく教えてくれる教材はないと思う。

 


その映画の名は、マネーボール

 


常識を疑い、それを打ち破る理論で野球を変えた、

一人の異端児の戦いの物語である。

 


マネーボール理論とは?

 

※ネタバレ注意※

 

以下、マネーボールの簡単なあらすじ


この映画が他のスポーツ映画と根本的に違うのは、
選手が主役なのではなく、メジャーリーグ球団を運営するゼネラル・マネジャー(GM)が主人公だということ。


実在するGMであるビリー・ビーンが、弱小貧乏球団であるオークランド・アスレチックスを強くするため、野球界に革命を起こす様子を描いた映画。

 

ほとんど実話通りに映画は作られており、周りに味方がおらず、選手にも監督にも嫌われる中で一人戦い抜いた男の葛藤と苦悩が描かれている。


アスレチックスは貧乏球団で、毎年力をつけた選手は金満球団(ヤンキースレッドソックス)に引き抜かれる。しかし、かといって同等の選手を雇える資金の余裕はない。


そこでビリーは「出塁率」など、従来の野球では重視されなかったデータをもとにチームを作り上げていく。しかも、選手の年俸は低く抑えられる。


従来の評価のポイントは、ヒット数、ホームラン数、打率、盗塁数などで塁を進める確率を上げることが勝率を上げる最善の方法と考えられていた。

 

しかし、ビリーはアウトを取られないことこそが勝率を上げる最善の方法だと考えた。塁を進めるためでも犠牲バントや盗塁を否定する。


「アウトを取られない=塁に出る」というシンプルな公式なので、それはヒットでも四球でも同じ意味を持ち、打率よりも「出塁率」を徹底的に重視する。


また、四球を選ぶというのは相手投手に球数を多く投げさせることなので、投手の交代も早くなる。そうすれば先発よりも格落ちする中継ぎ投手の方が打ち崩しやすくなる。など、、、


野球というスポーツを、論理的かつ合理的に捉えた。
しかし、人はやっぱり「パフォーマンスが派手な選手」や「豪快なホームランを打つ選手」を重要視してしまう傾向があるのは否めない。


そんな感情を一切排除して、「生身の人間が集団で戦う野球」をこの理論に則ってチーム作りを進めていくが、次第に現場との軋轢が生まれる。

 

しかし、そんな逆風を跳ね除け長いシーズンを通して、チームはプレーオフ出場を果たし、ビリーの理論の正しさは証明されることになる。


でも、この理論で戦えたのはここまで。
プレーオフワールドシリーズを勝ち抜くにはこのような理論は通用しなかった。
短期決戦は短期決戦で勝つための理論やチーム作りが必要だということ。


このマネーボール理論は「貧者のための野球理論」と呼ばれたりする。
シーズンを通した長丁場では活きるが、短期決戦では個々の選手の爆発力や絶対的エースの存在が重要となるのである。


サービスエースと相手の凡ミス

マネーボール理論とは、

要するに、派手にホームランであげた1点も、相手のピッチャーがワイルドピッチしてランナーが還ってあげた1点も一緒。

 

教科書通りの美しいバッティングでセンター前にはじき返して一塁に進むのも、デッドボールで一塁に進むのも一緒。


ゲームに勝つために、いかにバッターを塁に進めて得点を入れるか。大きな守りのミスを少なくするか。それを論理的かつ合理的に実践したのがこの「マネーボール理論」というもの。


つまり、ゲームに勝つという最終的な目的を果たすために、
すごいかすごくないか、派手か地味か、良いか悪いか、カッコいいかカッコ悪いかという感情論で物事を判断するのではなく、一旦そうした『主観という名の色眼鏡を外せ!』ということが言いたいのだ。


自分自身、昔こんな経験をしたことがある。


それは知人とテニスのマッチアップをした時の話。
どう考えても絶対勝てないであろうテニスバリバリの経験者に、ラケットもろくに握ったことがないテニスの初心者である俺が勝負に勝ったことがある。

 

なぜ、そんなテニスの素人がバリバリの経験者に勝つことができたのか。

 

俺の運動神経が武井壮並みにズバ抜けていたからだろうか?
それとも、試合当日相手はインフルエンザにかかっていて40度近い高熱に苦しんでいたからだろうか?

 

そのどちらでもない。

 

俺がやったことはたった一つ。
ミスを極力減らし、食らいつけるところまで食らいついて、とにかく相手のコートに返すことだけを心がけた。
結果、それが相手をイライラさせることに繫がり、勝手に自滅してくれたのだ。


試合に勝ったといってもおそらく自分の打ったショットで相手の逆をついたり、脇を通すような華麗なショットで得点を上げたのは1本あるかないかだろう。

 

99%は相手のミスから上げた得点だ。
ラリーでネットに引っ掛けたり、アウトラインギリギリを狙ったショットが外れたり、サービスエースを取りに力んでフォールトを連発してくれたのだ。明らかに相手はイライラしていた。

 

お世辞にも自分はテニスがうまいとはとてもいえない。むしろ下手っぴの部類に入ると思う。実力の差でいったら、テニス経験者の相手と比べればまさに大人と子供。


こうした客観的な状況を考えると、なかなか思い通りに試合が運べないことに相手は耐えられなかったのだ。ついに最後まで、相手は自分のメンタルを立て直すことができなかった。結果、俺はゲームに勝利することができた。


華麗にサービスエースで得点を上げるのも1点。
相手のダブルフォルトで上げる得点も1点。


勝利をおさめることを目的にするならば、得点に対して色眼鏡で見てはいけないのだ。


新たに稼いだ3万円と節約で浮いた3万円


これから資産家を志す者にとって、絶対に知っておかなければいけない公式がある。

 

(収入↑ー支出↓)+(資産×運用利回り↑)=資産形成


なるべく収入を上げ、なるべく支出を減らし、貯まった資産をなるべく運用利回りの高い金融商品に投資する。さらに、投資で生まれた配当金を再投資するという循環を作ることが資産形成をする最短最速の道である。


改めて公式にしなくても、説明されれば100人中100人が「ごもっとも!」と皆納得してうなずいてくれることだろう。


去年より収入を上げようと自分磨きに勤しむ。

出世競争に勝つために会社や組織での評価を少しでも上げようと社内政治に日夜励む。

少しでも待遇の良い会社に転職できないかと虎視眈々と転職市場を伺う。


なけ無しのお金を運用すべく、運用利回りが高く、しかもローリスクな金融商品が見つからないかと金融機関や自分が持つ人脈から有益な情報を得ようと日々奔走する。


派手な一発逆転ホームランを打つこと=今より高待遇の会社に転職すること

芸術的なセンター返しのヒットを打つこと=社内の評価を上げるべくコツコツ信用を築き上げる

相手の隙を見て盗塁を試みること=マーケットの歪みを利用して資産を運用すること


どこかマネーボール理論と似ているように思うのは俺だけかな^^


多くの人(俺も含む)は、こうした一見華やかに見える「収入アップ」のことばかりに目がいってしまう。でも、これはある意味仕方がないことなのかもしれない。

なぜなら、そっちの方が人からの評判はいいし、自尊心を高めやすい。

 

もちろん、今より収入をアップさせてより豊かな暮らしをしたいと思うのはとても大事なことだと思う。それが結果、自己成長へと繋がるのであれば。

 

ただ、「入り」のことだけでなく、「出る」方にも目を向けた方がいい。

マネーボール理論を応用するならば、

 

新たな収入源から稼いで手元に転がり込んできた3万円も、

生活レベルを少し落として節約して浮いた3万円も、どちらも価値は同じだということ。

 

 

色眼鏡で見てはいけない。

 

 

そして、どちらのほうが簡単に実行できて、しかも”確実に”お金を手元に残すことができるか。わざわざここに書くまでもないだろう。

 

賢い人は密かに実践している。

 

とは言っても、人は感情の生き物・・・簡単に今の生活レベルを下げたくないじゃん?てか、そう簡単に下げれないでしょ?

 

大抵の人は一度上げてしまった生活レベルを簡単に下げることができない、という事実も知っておいた方がいい。今の生活レベル(支出)を下げず、キープすることを前提に、いかに今より多く稼げるかということばかりを追い求めてしまう心理的葛藤。

 

お金を稼ぐ、節約する以前に、

お金に対する”色眼鏡”を外すことが先決なんだろうね^^

 

 


まとめ

色眼鏡を外して、今までの常識を疑おう。

 

 

 

 

 

 

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