わたしは昔から疑問に思っていたことがあります。
それは、
世の中に出回る「商品」や「サービス」の中で、
”売れてる商品”というものが、”売れてない商品”よりも本当に優れているのか?
一番”良い”商品が、一番”売れている”のか?
世間から”評価されている”サービスが、最も世の中の”ニーズを満たしている”のか?
というものです。
これはあらゆるジャンルにおいてです。
飲食業、ホテル業、IT業界、士業、小売業etc.
知的財産含めて商品やサービスを提供している全ての業界を含みます。
たぶんね、
全て”NO”だと思うんです。
一番売り方がうまい会社
世の中の人たちにうまくアピールされている商品
正しいメーセージとして相手に宣伝されたサービス
こういうものが”売れている”んだと思います。
以下読むのに注意!!
不快に思う人もいると思うので、いつも言うことですが、自己責任でお願いします。
供給過剰
いまの世の中”良い”商品や”優れた”サービスというものは溢れていると言われています。
そこでまた新たな疑問が生まれます。
世の中の人は溢れるほどその商品やサービスを必要としているのか?
してないですよ。
むしろ、わたしの感覚からするといらないです。
溢れる理由はこうです。
多くの人は、
パンが好きだから、パン屋をやる。
花が好きだから、花屋をやる。
マッサージするのが得意だから、マッサージ屋をやる。
◯◯が好きだから、◯◯屋をやる。
どういうわけか、
そういう人たちの多くは、そのサービスや商品を”提供”したくて、
”売る”ということをやりたがらないんです。
みなさんも一度調べてみてください。
日本全国で毎年どれだけ新たに会社が設立されて、どれだけ倒産しているか。
起業して3年以内に7割以上が潰れるわけ。
今やコンビニよりも数が多いといわれる整骨院、歯科医院、美容院業界の実態。
食えない士業の共通点。
もう、
ズバリ言います。
売り方が下手くそだってことです。
世間に対して発信するメッセージに魅力がないってことです。
その商品やサービスを必要としている人に正しく認識されていないってことです。
ここで誤解して欲しくないのは、
決して、
その商品やサービスに魅力がない、というわけではないです。
何かでお店をオープンしたり会社を起業するということは、おそらくその分野にかなり精通しているか、もしくは素晴らしい商品やサービスを提供できる技術を持っている。
だから、
新しく起業するんだと思います。
5年後10年後を見据えて、
まずはこの事実を受け止めることが大切だと思います。
野村美徳