Dear NIPPON

横浜ではたらくマイクロ法人社長のつぶやき

英語の歴史

箱根 81日目 東京オリンピックまで 1856日

 

 

お待たせしました。

今日は英単語について書きます。

 

突然ですが、

みなさんは英単語をどれくらい覚えていますか?

 

わたしの場合、

去年一年間英語を学び直す前はほとんど英語というもの

に触れていなかったので基礎的な単語がごっそり抜けていました。

 

そしてある問題に直面しました。

どうやって効率よく英単語を復習し新しい単語を覚えるかと。

 

より効率よく頭に残る単語の覚え方は無いものかと、

ここでも先人の知恵をお借りします。

 

ある方の文を引用します。

 

ただやみくもに英単語を覚える前に、

まず英語の歴史と語源を知れ!!

 

英単語に歴史?語源?何のこと?

と思われたかたが大半ではないでしょうか。

何を隠そうわたしもその一人でした。

 

まず初めに英語の歴史を説明します。

 

実は、

英語の語彙には2つの系統があります。

 

その二つとは、

①本来の英語(OE:Old English)

ラテン語

 

ちょうど日本語に中国伝来の「漢字」と日本独自の「カナ」の

2系統あるのと似た感じです。

 

英語は、もともと紀元前から西暦1000年ころまで

イングランドで話されていた言語です。

当時話されていた英語を「Old English」略してOEと言います。

 

いっぽう「ラテン語」は、

本来のラテン語ラテン語を語源とするフランス語

を加えたものをさします。

 

この言語は、1066年から約300年間フランスの占領下にあった

イングランド公用語でした。

 

占領下において、英語の語彙は日常会話でこそ使われ続けますが、

4000語程度まで数が減ってしまいます。

 

そして300年後、再び英語が公用語になった時、

数万語の語彙は「ラテン語」によって補われたままなのです。

 

割合にして、

頻出単語12000語のうち、

約20%:OE系

約60%:ラテン語

約10%:フランス語系

約10%:外来語

 

おおざっぱに言うと、

日本の中学校で習う単語がOE系で、高校以降に習う単語がラテン語系です。

 

わたしは少しフランス語の知識があり、

確かに英語とフランス語の語彙はよく似ています。

その理由はどちらも「ラテン語」を語源としているからです。

 

しかし、

もしそうならなぜ英語は「ラテン語系」の言語と分類されず、

「ゲルマン語系」の言語と分類されているのでしょうか。

 

その秘密はこのOE(ゲルマン語系)の単語の存在にあります。

すべての英文は大まかに、

 

OE系の単語→構文をつくる

ラテン語系の単語→多様性を生み出す

 

という構造になっているそうです。

つまりOEの動詞(have,get,give,make,take,doなど)

が英文法の基礎を作り上げているのです。

 

I'll make a reservation.(わたしは予約します。)

reservationがラテン語系で、その他はOE系の単語

 

I'll make a decision.(わたしは決断します。)

decisionだけがラテン語系。

 

ちなみに日本人は、

ネイティブに比べラテン語系の動詞を使って英文を

 

形つくろうとする傾向が強いそうです。

たとえば、上のように基本動詞を使う代わりに、

 

I'll reserve a table.

I'll decide.

いずれもラテン語の動詞

 

ラテン語系の単語は、英語にとってはいわば外来語です。

ネイティブが会話で使う語彙は、文の中心になる動詞がOE、

その目的語や形容詞、副詞(文の飾り)がラテン語系になるのが一般的です。

 

まずこの英語の歴史的背景と文の語彙構造を頭に入れ、

次回OE系単語とラテン語系単語をどのように効率よく覚えるか

その方法を書く予定です。

 

わたしのように英単語を覚えてもすぐ忘れてしまう。。。

そんな方に是非読んでいただきたいです。

 

ポイントは「語源」です。

お楽しみに。

 

 

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