From:のむらよしのり 横浜・馬車道の通関士事務所より、、、
人件費は経費にあらず。
いつだったか、そんな言葉を日本一給料の高いキーエンスの社長が言ってたよ。
なるほど。さすが超優良企業キーエンス。人件費は人を育てる「投資」ってか。
それに対してあなたが、「嘘つけ!経費に決まってんだろ!きれいごとばっか言ってんじゃねーよ!」と言いたくなる気持ちもわからなくもない。
どちらかと言うと、俺もこっち寄りの意見だからね。笑
それとは対照的に先日、「電通社員230人を個人事業主に。新規事業創出ねらう」みたいな内容のことが、ヤフーのトップニュースにあがってたよ。
社員を「個人事業主」として扱うことで、既存の仕事だけでなく、多部署のプロジェクトに携わってもよし。外部のプロジェクトに携わってもよし。同僚と新規事業を立ち上げてもよしとする。
もちろん、その分利益が上がったら自分の給料に反映されるとのこと。
言葉の表面だけ見ると、自分のやる気や能力次第で、いくらでも稼ぐことができる環境が整えられたというわけだ。
ただ、表の言葉があるなら、裏の言葉もある。
会社側からすれば、従業員にはバリバリ働いて欲しいけど、基本給を限りなく低くして、雇用の保障をカットして、手厚い福利厚生の権利を剥奪して、バカ高いボーナスなんて払いたくないというのが本音だよ。
「社員」という”身分”の人間が少なくなればなるほど、その分浮かせられる人件費も大きくなるわけだし。そりゃ「経費」は、少ないに越したことないもんね。
これを皮切りに、もしかしたら今後、
「うちに終身雇用はありません。40歳を目安におのおの独立する会社です」
みたいなことを言いだす企業が増えてくるかもね。
そんなバカな!って?そうとうは言い切れない理由があったら逆に教えてちょーだい!
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