From：のむらよしのり 保土ヶ谷の自宅より、、、
信じられるのは自分だけ。過度に他人（外的環境）に期待し過ぎるのはマジでムダという話。
先日「E」に属する人を象徴する出来事があった。
いつもお世話になっている運送会社の人が、スーツを着てうちの通関士事務所を訪ねてきた。普段は作業着みたいなジャンパーを着てくるんだけど、一目見て、何か特別な事情があって来たんだなと悟った。
話を聞く限り、どうやら退職することが決まったらしい。そのあいさつ周りとして、うちの事務所にも寄られた。
仮にその人をAさんとしよう。
Aさんは今年で70歳になる方で、２回ほど同業種の会社に転職したものの、ほぼ今の運送会社一筋で30年以上勤めあげてきた超ベテランの人だ。
65歳で一旦正社員を定年退職して、それ以降嘱託社員として契約していた。１年更新で70歳まで契約していたらしいが、先月突然契約を打ち切られ、不本意ながら退職することが決まったそうだ。
「まだまだ働きたいのにどうして...」そんな無念さと悔しさを滲ませながら話していたのがとても印象的だった。そして、30年以上も勤めてきたのに、社長のねぎらいの言葉一つなく、「来月から来なくていい」と人事課から一言言われただけに、ものすごく憤慨していたのもとても印象的だった。
とはいえ、被害妄想的にAさんが多少話を盛ってる感は否めない。俺としては、Aさんの話だけじゃなく、社長の言い分も聞いてみたいなと思ったのが正直なところだ。
ちなみに、俺はAさんに一切同情はしなかった。
なぜなら、時が来たら強制的に解雇されるって前々からわかっていたことだからだ。まさかとは思うけど、定年という名の65歳強制退職制度のこと、知らなかった訳じゃないよね？
いずれにせよ、この一件からわかるように、立場が変われば、各々の正義を振りかざして、あいつが悪い、こいつが悪い、環境が悪い、政府が悪いなど、ひたすら何かのせいにしたり、誰かに責任をなすりつけたりするってこと。特に俺はガッカリしない。人間なんてそんなもんだ。
これは俺らも決して他人事じゃない。
もし仮に、俺らが60代、70代になって同じように、「まだまだ働きたいのにどうして...」なんて言ってたとしたら、それはただのたわけ者だぞ。自分の努力次第で今から対処のしようはいかようにもできるんだから。知らんかったじゃ済まされねーよってこと。
自分さえ求めれば、今の時代なんでも情報は手に入る。行きたいところにも自由に行ける。会いたい人にも会いに行ける。
求めよ、さらば与えられん。 探せよ、さらば見つからん。 門を叩け、さらば開かれん。
ps.
読めよ、さらば見出さん。
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