Dear NIPPON

横浜ではたらくマイクロ法人社長のつぶやき

歴史を学ぶ意義とは?

From:のむらよしのり 横浜・保土ヶ谷の自宅より、、、

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歴史は繰り返すという話。

俺みたいな歴史を少しかじってる人間からすれば、今のコロナの混乱が幕末に起こった「明治維新」と状況が似ているのではないかと一人妄想にふけってる人も多いだろうね。

明治維新と言えば、倒幕運動など政治的な要素をイメージしがちだけど、そもそも維新とは、「変革」の意味を持つ言葉だ。

これまでの江戸幕府の政策とはうって変わって、鎖国制度の廃止、身分制度の廃止、金融・流通・産業・経済・文化・教育・外交・宗教・思想政策の改革など、、、あらゆる点で大きな変化があった。

さらに、この大きな変化は、当時の職業にも大きな影響を及ぼした。

例えば、廃刀令によって、刀鍛治職人のほとんどが廃業に追い込まれた。

廃藩置県によって、藩の最高権力者である「お殿様」の身分が消滅した。

大日本帝国憲法が新たに制定されて、世の中の仕組みと秩序がガラッと変わった。

そして、明治維新から150年経った今。

振り返ると、あの激動の時代がいつの間にか「明治維新」と名付けられたわけだ。

幕末を必死に生き抜いた当時の日本人たちは、今、自分たちが「明治維新」の時代を生きているとは誰一人思っていなかった。

同じように150年後、振り返ると、今、この時代は、第2の明治維新ならぬ、「令和維新」の時代だと言われてるかもしれんね。

明治維新は、黒船がやって来たことから始まった。令和維新は、コロナがやって来たことから始まったのだと。

そう。良くも悪くも歴史は繰り返すんだよ。

時代の移り変わりと言えば、象徴的なのは大企業の倒産だ。去年の今ぐらいだったと思うけど、アパレル企業大手のレナウンが倒産したよね。

大企業(強者)が潰れるということは、逆の視点から見れば、小企業・個人(弱者)がのし上がる余地ができるということでもある。

森林で大木が倒れると、今まで日差しが差し込まなかった地面に日差しが差し込むようなイメージだね。すると、複数の若木の成長競争になる。

大企業が潰れる時代であると同時に、無名がのし上がれる時代になってもおかしくない。そう。まさに下克上だ。

目の前のことだけを見れば、大変な状況しか目に映らないかもしれないけど、広い視点で捉えれば大きなチャンスも眠っているという見方もできる。

幕末の商人たちも、大きな変化に翻弄された。

左うちわで安穏としていた大商店や既存ビジネスの多くが消える中で、新しいビジネスが次々に起こり始めたのも、まさにこの明治維新後からだ。

現在進行形で起こってる今のような危機は、決して俺たちだけに起こっているわけじゃない。俺たちの先祖も皆、通ってきた道なんだよ。

オリンピックという束の間の娯楽で気分が少しは紛れているけど、まだまだコロナに関するネガティブ報道が止む気配はないわ。

でも、そんな時だからこそ、物事を考える視点をちょっと変えてみたり、歴史から学んだり、過去の偉人から知恵を拝借したり、今できることはたくさんあるよ。

今のこの目まぐるしい変化と荒波を、過去・現在・未来というもっと大きな枠で捉えて、客観的に自分を眺めてみるのもアリなんじゃねーか?

 

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