From：のむらよしのり 横浜・馬車道の通関士オフィスより、、、
人間誰もが憧れる夢のマイホームについて思うこと。それを語る前に、まずはマイホームの歴史背景を知っておこう。
1900年代初期の時代。この頃はマイホームを手に入れたかったら、総支払額の2割を頭金として入れていた。3000万なら600万。5000万なら1000万。残りを10年かけて完済するプランだったわけよ。
ちなみに、日本で初めてマイホームを割賦（ローン）で販売したのが、安田財閥を築いた安田善次郎という人だ。馴染みのある企業でいうと、今のみずほ銀行や明治安田生命を作った人ね。これが割賦販売の走りだと言われてるよ。
それが今じゃ、総支払額に関係なく頭金200万、300万で買えちゃう。中には頭金０円で買えちゃうっていう家もあるらしいじゃん？それを35年でローンを組むってさ、やっぱりこれ、どう考えても常識的におかしいって！異常だよ。
え、なになに、マイホームを持ってこそ一人前？マイホームは信用の証？マイホームは家族への愛の結晶？
はぁ？笑
たわけたこと抜かしとったらいかんて。いずれも不動産業界と金融機関のマーケの触れ込みだということを忘れたらいかん。あと、マイホームのローンを組むことは、株式投資の信用取引とカラクリが一緒だということも理解しておかないかんわ。しかも、必ず大負けするというね。
今までマイホームに縁のなかった層でも、マイホームを所有できるハードルが低くなってハッピーだとか言われてるけど、まじめに言ってる？
そうね、マイホームだけじゃないよ。車、保険、通信費、、、てか、普通に金融機関や企業にカモられ・・・ま、これ以上は言わんけどね。個人の金の使い方に他人があれこれ口を挟む権利なんて１ミリもないし。
でも一言だけ言わせて！
「見栄を張る」と「世間体を気にする」はさっさと捨てるに限るよ。ほんと、くっっっそどうでもいい。この二つこそ己の身を亡ぼす悪しき感情だと俺は思っとるわ。あなたもそう思わん？
銅レベルの稼ぎや資産しかない人間が、見栄を張って金とか銀レベルの生活をしようとする。生活レベルを上げるのではなく、むしろ鉄レベルに下げるべきなのだ。だからお金がたまらないどころか、借金をすることになる。by本多静六
古今東西、人間が考えることなんて変わらんつーことだ。人は激しく、激しく感情で物を買い、理屈をこねまくって己の行動を正当化する。
耳が痛いけど、偉大な先人のありがてー助言は素直に聞いておいた方がよさそうだな。
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