From:のむらよしのり 横浜・保土ヶ谷の自宅より、、、
今年のプロ野球の優勝は、セ・リーグがヤクルト。パ・リーグはオリックスに決まったみたいね。
と、まぁなんとなく当たり障りのない、プロ野球の話題に触れてみたけど、ごめん!ぶっちゃけ、どこが優勝しようがまったく興味ないわ。笑
それよりもこの時期、毎年興味があるのが、プロ野球選手の契約更改だ。
誰が首を切られるのか。いわゆる”戦力外通告”というやつね。
野球選手に限らず、プロのスポーツ選手は毎年、次のシーズンに向けてチームを運営するクラブや球団と契約更改をする。
今シーズンを振り返って、次のシーズンも戦力として評価されているのか。それとも戦力外なのか。年棒は上がるのか、下がるのか、それとも現状維持なのか。
選手は皆、一年一年が勝負であり、結果を残せなかったら次はない。結果がすべてのプロである以上、シビアな世界であるのは当然のことよね。
でも、それってスポーツ選手に限った話なのか。
もちろん、そんなことはない。俺らだってどのような雇用形態であれ、お金を頂いていたら何かしらの「プロ」だ。
例えば、治療家は、肩こりや腰痛を治すプロ。エステティシャンは、美容のプロ。不動産の営業マンは、マイホーム販売のプロだ。
ちなみに、俺は貿易手続きのプロである通関士だ。そんな通関士にも、プロのスポーツ選手同様、契約更改という交渉の場があってもいいだろう。
むしろ、通関士に限らず、どんな職業であれ契約更改という場は、誰しも必要だと俺は信じてる。実際そういう場がなくても、気持ちのうえでは感覚として持つべきだ。
そして先日、2021-2022シーズンに向けて、通関士の契約更改をしてきたよ。
新しい契約書を作ってそれをベースに、業務委託者である通関業者の社長と、業務受託者である俺(合同会社ディアニッポン)とで、条文の読み合わせをしながら、お互い納得いく形でサインを交わすことができた。
相手は僕に何を求めていて、逆に、僕が相手に求めているものを話し合いながら、細かくお互いの要求を擦り合わせる。
お金の話。仕事内容の話。休暇の話。それ以外の待遇の話などしっかりと交渉をする。
その中でも、やっぱりお金の話がメインになるんだけどね。
年俸制にするのか、月給制にするのか、それとも時給制にするのか。そして、具体的な金額はいくらにするのか。
根拠と客観的な相場に照らし合わせながら、しっかりとこちら側の希望金額を伝える。それを受けて相手の希望金額も提示してもらう。
ただ、こういった俺みたいな考え方の人間はまだまだ少数派だと思う。
俺の今までの経験上、みんなお金の話を嫌がるんだよね。もしくは、濁す人が多い。
あたかもお金の話は卑しい話だと思ってる人が、まだまだ多いのがこの世の中の現実じゃないかな。もしかしたら、あなたも少なからず抵抗がある人かもしれないね。
でも、「プロ」という自覚があれば、金銭面の交渉は当たり前のことだ。
お金という数値は、評価を可視化できる唯一の手段だからね。一円でもお金を頂いていたらプロと認識するべきだ。
責任を負えるか、否か。プロとアマの違いは、この一点に尽きる。
プロであれば、今シーズンは何ができて、来シーズンの課題は何かを真剣に考えるだろう。
プロであれば、今シーズンを振り返りつつ、来シーズンはさらにファンやお客さんの期待に応えられるよう目標と課題を明確にするだろう。
プロであれば、今シーズンの反省点を活かして、来シーズンのためにスキルアップしたり、勉強をしたり、知識を蓄えることを怠らないだろう。
給料が上がらない・・・そんな泣き言を言う前にやるべきことがある。
うちの会社は待遇が悪い・・・そんな不平不満をこぼす前に差し出すべき代価がある。
環境が悪い、時代が悪い、政府が何もしてくれない・・・そんな自分ではどうしようもできないことを嘆く前に果たすべき責任がある。
時間を切り売りするサラリーマン的思考ではなく、スキルと経験を売るプロフェッショナル思考でいこまい。
ps.
こちらの電子書籍もおすすめ。
業者にカモられたくない?だったら最低限これだけは知っておこう。